緑のジャケットを着ている中年女性がテーブルの前に座って微笑んでいる。背景には観葉植物がある。

プロフィール

京都在住。名古屋自由学院短期大学音楽科卒業(現名古屋芸術大学)。禅・唯識心理学・脳神経科学を融合した独自メソッドを提唱。花園大学非常勤講師として11年間従事し、880名の学生を指導。生活すべてが禅(日常禅)であると説き、自身も坐禅を欠かさず毎日40年間実施。

順天堂大学医学部、関西医科大学、福井県立大学、長野県立看護大学など医師や看護師向けに、医療現場でのメンタルヘルス研修を多数実施。

検事会会長を務めた検事、臨済宗の僧籍、大学の名誉教授なども教えを求めやってくる。

元々は、ストレス緩和ケアプログラムと呼ばれていたマインドフルネスの創始者であるジョン・カバット・ジン博士からMITの臨床データを託されるなど交友あり。

その取り組みは注目され、唯識研究の第一人者・横山紘一氏と共演しNHK『こころの時代~唯識に生きる』に出演。
半年間に渡り放送され好評を博し、翌年再放送される。


また経済界からも合宿や研修依頼も多く、京都ライオンズクラブ、盛和塾大阪でも多数開催。臨済宗、曹洞宗の道場での講演や阿修羅像で有名な興福寺でも講演会を行うなど、多方面に影響力を発揮している。

心の声(脳チャット™)を観察し、解放するための実践法である「マインドトーク洞察法」で人生を好転させる人多数。

子どもへの虐待に悩む母親、登校拒否の子どもを持つ母親、スマホ中毒の子どもを持つ母親、自己評価の低い学生たちからも慕われている。また、脳梗塞、脳腫瘍の脳損傷を受けて障害が残ってしまい、元の生活に戻れない人たちも劇的な変化をみせる8週間プログラム「禅ブレインデトックス™」の体験者からは、「生きるのがラクになった」「子どもへの虐待が激減した」「怒りが少なった」など喜びの声多数。

「自分が主人公である!」という理念のもと、人々が本来の自分の能力が発揮されるよう力を注いでいる。

また、日本人の精神性の深さを伝えるべく、掃除・料理・歩行など日々の作務こそ修業の場と捉えるよう伝え続けている。

著書に『ZENセルフカウンセリング講座 寺小屋』(金星舎)、小冊子『マインドトーク洞察のすすめ』(金星舎)、論文に『「東洋思想・行法の再構築」への可能性』 (中央仏教社)がある。

メッセージ

私は、禅・唯識心理学・脳科学を統合した独自の実践プログラムを開発し、教育・医療・福祉の現場で広く展開している研究者・実践者です。

その出発点は決して順風満帆なものではありませんでした。30代、家庭に入り「母」「妻」という役割を果たしながらも、「わたし」という「存在」が透明になっていくような孤独と虚無感に押し潰されそうになりました。社会から切り離されたかのような閉塞感。いくら習い事に通って時間を埋めても、心の空洞は埋まりませんでした。

「わたしとは何か?」この深い苦悩こそが、私を内面探求へと導いていきました。坐禅に出会い、身体と呼吸を通じて「今ここ」に戻る体験を積み重ねる中で、自分がかろうじて立っていられる感覚を取り戻しました。同時に唯識論を学ぶことで、心の仕組みとその働きを理論的に把握できる地図とナビゲーターを手にしました。禅の直接体験と唯識の理論が結び合うことで、はじめて「心を整える道」が自分のものとして立ち上がったのです。

やがて京都の将来世代教育財団理事長の紹介により、ジョン・カバット・ジン博士と出会い、アメリカで研究交流を重ねました。そこで得た国際的な視座と膨大な資料提供は、自身のプログラムを大きく発展させることができました。孤独な苦悩から芽生えた探究は、世界に通じる普遍的な心の実践法へと育っていきました。 

大学での11年間の授業では、学生一人ひとりの変化を「動作シート」に可視化し、確実に人が変わっていくプロセスを実証しました。医療現場では、障害を抱える患者が小さな一歩を踏み出す瞬間に立ち会い、「人は必ず変われる」という真実を共有しました。

その道のりは試練にも満ちていました。夫の会社の倒産という最大の危機の中でも、座禅と唯識で育てた「心の軸」によって折れることなく、「必要なときに必要なものは必ず与えられる」という確信を得ました。余命半年という奈良康明先生(大本山永平寺西堂、駒澤大学名誉総長)に、最後の時間を振り絞るように導いて頂き、穏やかな声で「大丈夫、もう自信を持ってやりなさい」と託された最後の言葉は、その歩みを力強く後押しました。

私が大切にしているのは、ただ一つ「変わりたいと願う人は人生のどの時期からでも必ず変われる」という信念のもとに、「心を縛る声=脳チャット」に気づき、そこから自由になる実践法を広めています。すべての人が「本来の自分を自由に生きること」を目指しています。